【竣工図をもらったか】
火曜日, 14 2月 2012
建物が大きくても、小言くても建物の引き渡しの際に設計者から、あるいは設計・施工が同一人の場合は工事人から「竣工図」をもらわなければならない。通常、特記書に工事人から設計者に提出すべき物の中身が書かれている。その中でも大切なものが竣工図だ。建物を建てるときには「設計図」が必要だ。しかし、できた建物を維持管理していくには「竣工図」が不可欠なのだ。しかしへ残念なことにこれまで検査してきた住まいで、竣工図を保持していた施主はごく僅かだった。これでは、正しい住まいの維持管理ができない。建築基準法第八条には「建物の維持保全」について、所有者・占有使用者に対し合法的に「維持保全をするように」義務づけている。しかし、建物が実際にはどのようになっているのかが分からなければ、維持管理なんてできない。きて、もう一度「竣工図」とは何かについて学んでおきたい。テレビを買った際、保証書と同時にくれる図面が竣工図だ。したがって、テレビは図面通りにできている。しかし、建築の設計図は実際の物と違う箇所が随所に出てく。これはある意味では致し方のない側面もある。自然の中でする工事だし、工事途中で変更を必要とする箇所も出てく。竣工図とは、設計図通りに工事ができなかった部分を、実際に工事した通りに書き改めて、完成した住まい通りに設計図を手直しした図面ということができる。それによって、壁に穴を開けたらお湯が吹き出たなどというお笑い事件が起きなくてすむ。
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